
堺市中区で築30〜39年の中古マンション等を売却するときは、近い条件の取引価格情報をどのように集計し、どこまで比較材料にできるかを分けて考えることが大切です。本記事では、国土交通省の不動産情報ライブラリ由来の調査データをもとに、対象条件、集計値の読み方、確認を再現する手順を整理します。
今回確認した対象条件と集計結果
対象は大阪府堺市中区、市区町村コード27142です。物件種別は「中古マンション等」、築年帯は築30〜39年、対象期間は2025年です。この条件で整理された取引価格情報は29件で、TradePriceを数値として昇順に並べて求めた中央値は1,400万円でした。国土交通省の情報は、不動産情報ライブラリで提供される不動産価格(取引価格・成約価格)情報です。国土交通省「不動産取引価格情報提供制度」
| 確認項目 | 今回の条件・結果 |
|---|---|
| 地域 | 大阪府堺市中区 |
| 市区町村コード | 27142 |
| 対象期間 | 2025年 |
| 物件種別 | 中古マンション等 |
| 築年帯 | 築30〜39年 |
| 対象件数 | 29件 |
| TradePriceの中央値 | 1,400万円 |
| 除外条件 | 堺市中区以外、対象年以外、中古マンション等以外、築30〜39年以外の情報 |
ここでいう1,400万円は、あくまで上記条件に絞ったデータ集合の中央の値です。売り出し価格や個別住戸の査定額そのものではありません。
「成約価格」と断定せず、取引価格情報として読む理由
不動産情報ライブラリのAPIは、不動産価格(取引価格・成約価格)情報を取得する仕組みです。APIの説明では、priceClassificationを指定しない場合、取引価格情報と成約価格情報の両方が対象となることが示されています。今回の題材は、個々の情報を成約価格だけと限定する根拠が示されていないため、「取引価格情報」または「不動産価格(取引価格・成約価格)情報」として扱います。不動産情報ライブラリ XIT001 API操作説明
表現を分けることは、数字の意味を過度に広げないためにも役立ちます。売却の検討では、集計対象の条件と情報区分を確認したうえで、所有物件との違いを一つずつ見比べましょう。
中央値1,400万円の読み方
29件のTradePriceを低い順に並べた場合、中央値は中央に位置する値です。平均値とは異なり、極端に高いまたは低い値の影響を直接受けにくい特徴があります。そのため、今回の条件に当てはまる取引価格情報の分布を確認する入口として利用できます。
一方で、中央値だけで住戸ごとの価格を決めることはできません。同じ堺市中区、同じ築30〜39年という条件でも、専有面積、建築年、駅や周辺との位置関係、階数、間取り、住戸の状態などは異なります。比較する際は、まず物件種別と築年帯をそろえ、次に面積・築年・立地などの条件差を分けて確認する流れが読み違いを抑えます。
データ確認を再現するための取得条件
確認の起点は、不動産情報ライブラリのXIT001です。取得条件としてyearに2025、cityに27142を指定します。今回の調査データで用いた参照先は、堺市中区・2025年のXIT001取得条件です。APIでは、年と市区町村コードのほか、必要に応じて価格情報区分や四半期などの条件を指定できます。パラメータの意味と出力項目は、公式のAPI操作説明で確認できます。XIT001のパラメータ・出力項目
再確認時には、取得日や指定条件をメモしておくと、後から同じ範囲を見直しやすくなります。公開情報の更新状況や取得条件が異なれば、対象となる情報も変わり得るためです。
Type・BuildingYear・TradePriceを使った集計手順
再現する際は、取得結果をそのまま眺めるのではなく、次の順番で絞り込みます。まずTypeを確認し、「中古マンション等」に該当する情報だけを抽出します。次にBuildingYearを用い、取引時点との関係から築30〜39年に分類した情報を残します。BuildingYearやTradePriceはXIT001の出力項目として案内されています。XIT001出力データの説明
続いて、残ったTradePriceを文字列のままではなく数値として扱います。空欄や数値化できない値があれば、集計対象に含めるかを事前に決め、処理内容を記録します。そのうえで数値を昇順に並べます。今回の対象は29件のため、並べた配列の中央にある15番目の値が中央値となり、その結果が1,400万円です。個別の取引値や面積当たりの単価は、今回の調査データに含まれていないため、本記事では示していません。
売却検討で比較するときの確認順
所有する中古マンション等を検討する場合は、最初に所在が堺市中区か、建物の築年帯が築30〜39年かを確認します。次に、専有面積、建築年、立地などを分けて整理し、今回の中央値とどの条件が一致し、どの条件が異なるかを書き出します。この順番にすると、地域全体の集計値を個別住戸へそのまま当てはめることを避けやすくなります。
売出しの判断に進む際は、取引価格情報を比較材料の一つとして扱い、物件ごとの条件を確認しながら検討することが重要です。センチュリー21ホームマートへの売却相談は、売却ページ、お問い合わせフォームをご利用ください。お電話は0120-43-8639です。購入を検討中の方は購入ページ、住まいの改修に関する情報はリフォームページ、会社案内は会社案内もご覧いただけます。
よくある質問
Q. 1,400万円は堺市中区の築30〜39年中古マンション等の査定額ですか?
A. いいえ。1,400万円は、2025年・堺市中区・中古マンション等・築30〜39年という条件で抽出した29件のTradePriceの中央値です。個別物件の査定額ではないため、専有面積、建築年、立地などの条件差を分けて確認してください。
Q. この数字を成約価格と呼べますか?
A. 今回は成約価格と断定せず、不動産価格(取引価格・成約価格)情報または取引価格情報として扱います。XIT001では価格情報区分の指定によって対象が変わるため、取得条件と情報区分を公式説明で確認することが必要です。
Q. 中央値はどのように再現できますか?
A. year=2025、city=27142で情報を取得し、Typeで中古マンション等を抽出します。BuildingYearで築30〜39年に分類し、TradePriceを数値化して昇順に並べます。対象29件では中央の15番目の値が中央値となります。



