SPECIAL FEATURE空き家を売る前に確認すべきこと|放置リスクと売却の実務
放置するほどコストとリスクが増える空き家。「売る」と決める前に確認すべきことを整理します
OVERVIEW「いつか使うかもしれない」「片付けが面倒」と放置している間に、固定資産税の増額、建物の劣化、近隣トラブル、特例控除の期限切れなど、損失は確実に拡大していきます。
このページでは、空き家を所有している方が「売るかどうか」を判断するために必要な情報を整理します。放置のリスク、売却時に使える税制優遇、解体すべきかの判断基準まで網羅しています。
CONCERNSよくある悩みの全体像
固定資産税が上がると聞いた
「管理不全空家」に指定されると、住宅用地の特例(1/6減額)が解除され、固定資産税が最大6倍に。
建物の劣化が心配
人が住まない家は急速に劣化する。雨漏り・シロアリ・外壁崩落など、放置するほど修繕費が膨らむ。
特例控除の期限がある
相続した空き家の3,000万円特別控除は「相続開始から3年後の年末まで」に売却が条件。期限を過ぎると使えない。
解体すべきか迷う
古い建物は解体して更地にした方が売れやすいのか、建物付きのまま売る方が良いのか判断がつかない。
相続人の合意が取れない
兄弟で共有相続した空き家の扱いをめぐって意見が割れ、何も進まないまま放置されている。
思い出のある実家を手放せない
「親が建てた家を売るのは忍びない」という感情面のハードル。しかし放置は家にとっても不幸。

まだ売ると決めていなくても相談OK
「何から手をつけていいかわからない」という段階でもお気軽にご相談ください。査定だけのご依頼も承ります。
営業時間 9:00〜22:00(年中無休)
EXPERT GUIDEホームマートの実務解説
空き家を放置する5つのリスク
① 固定資産税の増額:2023年の空家対策特別措置法改正により、「管理不全空家」に指定されると住宅用地の固定資産税特例(1/6〜1/3減額)が解除されます。例えば年間5万円だった固定資産税が30万円になるケースも。
② 建物の急速な劣化:人が住まない家は、換気不足による湿気、害虫、雨漏り、配管の破損などで急速に劣化します。1年放置するだけで修繕費が数十万円単位で増加することも。
③ 近隣トラブル・行政指導:草木の繁茂、害虫・害獣、景観の悪化で近隣から苦情が入り、行政から「特定空家」に指定されると、最悪の場合行政代執行(強制解体)の対象に。費用は所有者負担です。
④ 税制優遇の期限切れ:相続空き家の3,000万円特別控除は期限付き。また、取得費加算の特例も相続税の申告期限から3年以内が条件。放置するだけで使える特例が消えていきます。
⑤ 売却価格の下落:建物の劣化が進むほど、リフォーム費用の見積もりが高くなり、買主の購入意欲が下がります。結果として売却価格も下がります。「早く売る」ことが最も損失を少なくする方法です。
空き家の3,000万円特別控除とは
相続した空き家を売却した際に、譲渡所得から最大3,000万円を控除できる特例です。適用されれば、多くの場合で譲渡所得税がゼロまたは大幅に軽減されます。
主な適用条件:①被相続人が一人暮らしだった住居であること、②1981年5月31日以前に建築された旧耐震基準の建物であること、③相続開始から売却まで空き家(賃貸・事業使用していない)であること、④相続開始から3年後の12月31日までに売却すること、⑤売却価格が1億円以下であること。
2024年1月以降の改正で、売却前の解体が不要になり、買主側で解体する場合も特例が適用可能になりました。これにより利用しやすくなっています。適用の可否は税理士に事前確認することをおすすめします。
解体すべきか、建物付きで売るべきか
建物付きで売るメリット:解体費用(木造で100〜200万円程度)がかからない。買主が自分の好みでリノベーションできる。住宅用地の固定資産税特例が維持される。
解体して更地で売るメリット:見た目がきれいで内覧不要のため売れやすい。建物の瑕疵担保リスクがない。土地の広さが直感的にわかる。
判断基準:①建物の状態が比較的良い(リフォームすれば住める)→建物付き、②建物の劣化がひどい(修繕費が解体費を上回る)→解体、③買主のニーズが新築向けエリア→解体、④リノベ需要が高いエリア→建物付き。不動産会社と相談して判断しましょう。
CHECKLIST失敗しやすいポイント
「いつか使うかも」と放置し続ける
放置するほど固定資産税・維持費・劣化損失が膨らみます。「使う予定がない」なら早期売却が経済的に最善です。
3,000万円特別控除の期限を過ぎてしまう
相続から3年後の12月31日が期限。売却には3〜6ヶ月かかるため、逆算して早めに動く必要があります。
相続登記をしないまま放置する
2024年4月から相続登記が義務化。未登記のままでは売却できません。相続登記は売却の大前提です。
解体費用を過大に見積もって諦める
木造30坪の解体費用は100〜150万円程度。売却益と比較すれば十分回収できるケースが多いです。複数業者の見積もりを取りましょう。
遠方だからと管理を放棄する
「遠くて管理できない」は放置の理由になりません。空き家管理サービス(月5,000〜1万円)を利用するか、売却の決断を。
FLOW基本的な流れ
相続登記の確認・実施
名義が被相続人のままなら相続登記を完了させる
建物・土地の状態確認
現地を確認し、建物の劣化状況・土地の境界を把握
税制優遇の適用確認
3,000万円特別控除や取得費加算の特例が使えるか確認
不動産会社への査定依頼
建物付き・更地それぞれの想定価格を査定
解体の要否を判断
建物の状態・エリアの需要・費用対効果で解体を判断
売却活動の開始
媒介契約を締結し、ポータルサイト掲載・レインズ登録
売買契約・決済・引渡し
契約締結、決済、所有権移転登記を完了
COMPARE建物付き売却 vs 解体して更地売却
| 建物付きで売却 | 解体して更地売却 | |
|---|---|---|
| 初期費用 | 解体費用不要。ただしハウスクリーニング費用が必要な場合も | 木造30坪で100〜200万円程度の解体費用 |
| 売れやすさ | リノベ需要がある地域なら有利。状態が悪いと敬遠される | 更地は見た目がきれいで、新築用地として需要が高い |
| 税金面 | 住宅用地の固定資産税特例が維持される | 更地にすると固定資産税特例が解除(税額が上がる) |
| リスク | 建物の瑕疵担保責任(雨漏り・シロアリ等)のリスクあり | 解体費用が売却益を上回るリスク(地方の安い土地の場合) |
| 向いているケース | 建物状態が比較的良い、リノベ需要がある地域 | 建物が老朽化、新築需要が高い地域、境界確定済み |
FAQよくある質問
Q1空き家を放置するとどんなリスクがありますか?
固定資産税の増額(最大6倍)、建物の劣化による資産価値の下落、近隣トラブル、行政指導(特定空家指定→行政代執行)、税制優遇の期限切れなど、金銭的・法的リスクが年々大きくなります。
Q2空き家の3,000万円特別控除は誰でも使えますか?
主な条件は、①被相続人が一人暮らしだった住居、②1981年5月31日以前の旧耐震建物、③相続から3年後の12月31日までの売却、④売却価格1億円以下です。すべての条件を満たす必要があるため、税理士に適用可否を確認しましょう。
Q3遠方の空き家でも売却できますか?
はい、可能です。地元の不動産会社に依頼すれば、鍵の管理・内覧対応・売却活動をすべて任せられます。センチュリー21の全国ネットワークを活用して、遠方の物件も対応しています。
Q4相続登記をしていないのですが売却できますか?
相続登記が完了していないと売却はできません。2024年4月から相続登記が義務化されているため、未登記の方は早急に手続きしましょう。司法書士に依頼すれば、費用は5〜15万円程度(実費込み)です。
Q5解体費用はどれくらいかかりますか?
木造30坪で100〜150万円、鉄骨造で150〜250万円、RC造で200〜350万円が目安です。立地条件(重機が入れるか)や付帯物(庭木・ブロック塀等)によっても変わります。必ず複数業者から見積もりを取りましょう。
ADVANTAGEホームマートに相談するメリット
空き家の売却実績が豊富で、建物付き・更地いずれの売却方法にも対応
リフォーム部門を持つため、「最低限のリフォームで売却価格を上げる」提案が可能
解体業者の紹介・解体費用の見積もり取得もサポート
遠方の空き家もセンチュリー21ネットワークで対応可能
税理士・司法書士と連携し、相続登記・税制優遇の活用もワンストップでサポート
「売るか迷っている」段階での現地確認・査定も無料で対応
センチュリー21ホームマート
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